第二部「魔術士オーフェンはぐれ旅 我が戦場に踊れ来訪者」
ガラリと雰囲気が変わった、オーフェンシリーズの続きです。
姉アザリーの行方を求めて、最接領へと向かうオーフェン達。
荒野を移動中、もう一人の姉・レティシャと再会して、冷や汗をかきます。
そして更に、王都からやって来た「十三使徒」の三人とも。
その中には、学生時代の知り合い、懐かしいイールギットの姿も……。
昔、オーフェンに想いを寄せていたイールギットと、小姑レティシャの争いが始まります。久々のコミカルな展開に、なんだか和みます。
そんな中、なんと地人の軍隊が現れて……伝説の地人の姫「銀月姫」が、千年前からここで、ドラゴン種族と戦い続けているのだとか。
その現象が「ゴースト」だと見抜いたオーフェンは、皆と手分けして本隊を叩く決意をします。
本隊を消せば、この現象は終わるハズでしたが……。
姿を消した十三使徒の二人と、ケンカしてばかりのレティシャ&イールギット、そしてオーフェン。
戦いながらケンカする、お姉さんチームがおかしくて、笑いがこみ上げてきます。
一方、マジクやクリーオウが行方不明になり……そしてロッテーシャの前に現れたエドの、謎めいた忠告の意味は。
銀月姫と対峙したオーフェンの戦いと、それをどこかで見ているであろう、ダミアンの行動も不気味です。
いよいよ、最接近領の間近に来た一行。
シリーズ最悪の血生臭い巻を前に、最後の息抜きのような、コミカルなエピソードでした。ボルカンとドーチンの登場も嬉しく、なんだかホッとしました。
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