大魔王が倒せないの刊行停止決定が残念です

2018年10月15日で、「大魔王が倒せない」の出版契約がアース・スターノベルと作者さんの間で終わる事になったので、3巻以降のストーリーが進行するウェブ小説は面白さがグングン上昇する展開なのに残念だと思いました。

本とウェブ版での面白さの違いは沢山ありますが、少しだけ説明します。

主人公のパエリアは、つわものばかりが集団で一地域に固まっている魔界の国の出身で、魔界基準で弱すぎる者達の住む地域に遊びに来ています。

魔界と人間界の間には、神の施した結界が存在しています。

結界を通過しようとする対象自身が保有する強大さを、そのまま結界の出力に変換して通り抜けようとする者を縛り付ける仕組みなので

結界を破ろうとする者の戦闘力が強ければ強いほど結界も強力になり、この最強結界の仕組みを維持するには、適当な弱さの雑魚は縛り付けずに素通りできるようにするだけで済みます。

主人公のパエリアは、この結界を問題にもしないぐらい簡単に突破できる、と本を読んでもここまでしか分かりません。

小説家になろう発のウェブ小説では、結界に隔離された魔界がどれほど凄いか分かる設定が補足されています。

まず、全次元、全時間、全空間の全てにいるから絶対死なないだとか、さらに途方もない宇宙を内包するとか、超光速だとか全知全能だとか威張っている限り到達する事の出来ない強さのキャラ達「魔界の魔王」が複数体います。

魔界の魔王の強さは短くまとめると、ハイパーチート能力に頼る卑怯者をステゴロで殴り殺す鍛えぬいた武術とギャグ補正です。

長くなりますが詳しく述べさせて貰うと、死んだら負けるという当たり前の条理を、まるでバトル漫画のご都合主義の覚醒シーンのように気力を振り絞って理屈を超え限界を超えます。例え話を出すと「バ、バカな!ありえん!貴様はもう死んでいるはずだ!なぜ動ける!?」

「とっくに限界のはずだ!!しかも先ほどより攻撃の鋭さが刻一刻と増し続けている!!こ・・こんなバカな事がありえるはずが・・!」とこんな感じで敵キャラを怯えさせるようなイメージの理不尽さです。

すでに全知全能より強いギャグ補正ですが、さらに魔王より遥かに強いキャラまで設定だけなら存在していますが、これでも最強結界を破って通るにはパワー不足です。

いかがでしょうか? 3巻までの本に書いてある、強い者を絶対通さない最強の結界を1人だけ破れるパエリアの台詞を聞いても凄さが伝わって来ませんがウェブ小説版で、魔界について読んでみると「なんじゃこりゃああ!設定がぶっ飛びすぎて強さの次元がどうとかいう問題じゃねえよ!」とインフレとギャグが両方楽しめてお得です。

多元宇宙で全知全能より、もっとスゴイ世界に君臨する全知全能など、我に比べれば格下の全能で、我はもっと上の世界の全知全能みたいな少しアホらしさの漂う強さ比べをやっている連中より、頭が跡形もなく消された状態から気力を振り絞って自分の背骨を手で振り回して敵を倒そうとするギャグ戦闘が可能な魔王達とパエリアのほうが強いというのが抜群の面白さを醸し出しています。

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