住まいの修繕で怪異を解決する―『営繕かるかや怪異譚』

『営繕かるかや怪異譚』(角川書店)は小野不由美のホラー小説です。  小野不由美と言えば、『残穢』(新潮社)が映画化もされ話題となりました。こちらの作品は、ある女性が借りた部屋で起きる心霊現象を皮切りにホラー作家の「私」がその真相を追っていくドキュメントホラー小説です。  今回ご紹介する『営繕かるかや怪異譚』も、人の住む「家」とそこで起きる「怪異」がキーワードとなっています。共通したテーマはありますが、この『営繕かるかや怪異譚』は怪異に対して、お祓いや怪異の真相を究明するといった方法ではなく、「家を修繕する... Read More