青春のように、いつまでも胸にあり続ける『風が強く吹いている』

お気に入りの作品はたくさんあり増えていく一方ですが、私の中ではもう何年も、上位に居続けているのが、三浦しをん著の『風が強く吹いている』です。 ストーリーは、ひとことで言ってしまえば、「陸上未経験者も含む出来立ての駅伝部が、たった10人だけで箱根駅伝を目指す」お話。これだけ聞けば、駅伝を知る人にとっては、鼻で笑うものです。有り得ない、でしかないものです。お正月の風物詩であるあの箱根駅伝を目指し、ずっと練習を積み重ねてきたものにとっては、ファンタジーもいいところでしょう。当然、作中でも、読者が持つツッコミは満... Read More