シリーズ第三作「魔術士オーフェンはぐれ旅 我が胸で眠れ亡霊」

オーフェンシリーズも、三作目。少しずつ、主人公の過去が明かされ始めます。

ボルカンを追って旅を続けるオーフェン達。

土地の金貸しに雇われた女殺し屋に襲撃されたものの、苦もなく撃退したオーフェン。

彼女の真の目的は、ある人物のもとに彼を案内することだとか。

そんな中、さる村に宿泊したところ、謎の怪物に襲撃されます。

蛇頭の人間に、壁から現れる手。そして、気体になれる幽霊「サミイ」。オーフェンをフォノゴロスと呼び、殺そうとする彼の正体は?

ヒリエッタに案内された廃屋には、世捨て人の魔術士・フォノゴロスがいました。あの怪物達を作ったのは、ある恐怖に対抗する為だとか。それを知りたければ、魔術士排斥の地、キムラックへ行くようにと。

そんな中マジクから、クリーオウが怪物に殺されたと聞いたオーフェン。たった一人で、強敵と対峙する決意をします。

オーフェンは「キリランシェロ」と言う名だった少年時代、師から暗殺技術を叩き込まれた頃の自分に戻ろうとするのですが……。

怪物達とオーフェンの、息が詰まるバトルシーンは、迫力たっぷり。相手の肺に忍び込むサミイに、どうやってとどめを刺すのか、など目が離せません。

終盤で語られる、ヒリエッタと在りし日のサミイのエピソードは切なく。タイトルの意味に深く頷くラストは、とても鮮烈。かつ美しいです。

過去の「キリランシェロ」と、現在の「オーフェン」を行き来する主人公の姿に、ハラハラ。

前作に比べ、ハードボイルドな味わいです。

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