シリーズ九冊目「魔術士オーフェンはぐれ旅 我が神に弓引け背約者(上)」
オーフェンシリーズ、初の上下巻です。
敵陣キムラックの真ん中で、初めての殺人にショックを受ける主人公。
その影響で構成を編めなくなり、一切の魔術が使えなくなります。
さらに、メンタルもボロボロ。
そんな中なんとか移動した一行は、牢に囚われたサルアと再会します。
キムラックの古い秩序を壊そうとした彼は、反逆者として捕らわれ、拷問を受けていました。
同じ頃、上司であるカーロッタを襲撃したメッチェンも返り討ちに遭い、雨の中を逃走します。
なんとか神殿の最奥に辿り着いたオーフェン達ですが、そこには神官兵の集団と、強敵クオ・ヴァディスが待ち構えていました。
古代の魔術武器と防具を使いこなすクオに、追い詰められた一行。
一切の攻撃が通じず、オーフェンは魔術を使えないまま。
その時、神官兵の一人がいきなりオーフェンに加勢を始めます。
正体を表した彼女は、別の方向から潜入していた義姉・アザリー。
形勢逆転したかと思いきや、クオが隠し持っていた拳銃に撃ち抜かれたオーフェン。
そして、壊れた聖堂の隙間からは、宙吊りにされたまま生き続ける女性の姿が……。
彼女の首を掴む手は、誰のモノなのか。
第一部も、残すところあと一冊。
最悪の場所で、最悪の状態で探し続けたアザリーに再会した、オーフェン。
彼の安否が分からないまま、物語は次の巻へ続きます。
全ての謎が明かされるのは、次巻の(下)。
ウジウジしたオーフェンはらしくないので、早くいつもの彼に戻って欲しいです……。
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